長くなるので各各をなるべく簡潔に。
長くなってしまいましたすみません...
1.起動が遅い。
→SSDなので早いと言う人も居ますが、電子辞書と比べたらログインの手間とかもあって遅いです。 軽く調べたい時にはとってもイライラするほど手間があります。
これには一応解決策があって、一旦起動したら後はロックで済ませる。
一々シャットダウンしてたら時間の無駄。
ロックはパタンと画面を閉じるだけ。分離している状態だったら左の電源ボタンを押す。
これで起動するときはブートローダーを読み込まずに済むのですぐにログインできます。
バッテリーもあまり減りません。
2.重い。
動作が重いです。 何故4コア4スレッドなのに重いのか。
どう考えてもスタートアップアプリが多すぎる。
これは学習者用PCのタスクマネージャー。
下の少し色が濃ゆくなっている部分が”Windows”システムの使用率。
こっちがWindows7の僕のPCのタスクマネージャー。
スペックが違うのでまともな比較は出来ませんが、一つ言えるのが”何もしてないのにリソースを常駐アプリに取られる”量が多すぎる。
調べてみると、WindowsのRundll32.exeが重いらしいです。
更にこのRundll32.exe、どうやら常駐アプリに呼び出されて実行されているらしいです。
アプリ開発会社さん・・・ 常駐アプリならなおさら無駄なリソースを割かないでいいようにネイティブな64ビットで開発しましょうよ・・・
3.生徒が”デジタル教科書は使いにくい”と感じている
もうどうしようも無いですね。
普通に表示させると小さすぎる。 かと言って拡大しようとするとその処理が重すぎる。
数学の電子教科書に至ってはキーボードと分離させて縦置き、しかも縦にスライドさせるので1ページずつしか表示できない。 なぜこんなUIにしたのか。
中には元から持っていた電子辞書を使っている人もいるよう。 これ買った意味無いじゃん・・・
4.狭い教室で40人が一斉に無線LANを使うと電波が干渉することを(大人達が)理解していない。
電波にも限りがあるって学映システム(笑)は理解出来なかったのでしょうか。
一般的に無線LANの2.4Ghzには
13のチャンネルがあります。
そのチャンネルの中で干渉せずに使えるのは標準的に
1,6,11の3つのチャンネルしかありません。
安定的に使えるのが3台までなのに、それを40台だなんて。無理に決まってます。
幸いにもこの学習者用PC、5Ghz帯が使えます。
5Ghz帯になると、
安定して19のチャンネルが使えます。
この5Ghz帯を上手く使えば40台のPCを繋ぐこともできるかと思います。
既に5Ghz帯を使ってあの通信速度ならもう次年度から普通のPC買わせてLANケーブル40本で繋ぐといいんじゃないんですかね。 非現実的ですが。
5.先生がトラブル対応出来ない
とっても偏った考え方かもしれませんが、僕はスマートフォンを使っていいのはPCを使いこなせる人だけの方がいいのではないかという持論があります。
勿論そういうのも理由があって、今まで携帯電話という既成品、メンテナンスフリーの物を使っていた人たちが急にPCと同じような物を押し付けられて適切に扱えるかというと、ほとんど無理です。
元にスマートフォンを適切に扱えない人たちを何人も見てきました。
そして学習者用PCはパソコンなので、操作が複雑です。トラブル対応も簡単にはできません。 iPadの方が良かったのでは。
6.何故この端末にしたのか
正直今使ってる機能はAndroidで出来ます。
電子辞書、電子教科書、
Microsoft Officeなら二万円のAndroidでも実現できます。
何故8万のこれにしたのか。
どうせ「Windowsの方が慣れてて使いやすいから(そういう講演会のお知らせが中学校に居る時に来ました、Microsoft主催です)、在庫があるから」位だと。
Windowsなら使えないアプリを簡単に設定できるから・権限の設定がしやすいからというのも分かりますが。 Windowsを使うならVisal Studio Expressとかを入れてBASICとかで簡単なプログラミングとかさせてもいいでしょうに。 まぁ授業時間が無いというのもありそうですが。
かなり長くなりましたが今のところ問題点はこういうものかと。